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eワラントの取引

eワラントの買付と売却 eワラントは、取扱証券会社を通じて買付・売却します。eワラントは、通常の債券とは異なり、マーケットメーカーであるゴールドマン・サックス社が提示する価格でいつでも売買できます。eワラントは、同時点で比較すると買付価格の方が売却価格よりも高くなっています。その差を「スプレッド」といい、ゴールドマン・サックス社の利益となります。また、取扱証券会社に手数料を支払います。

eワラントそのものは必ず「買い」から入りますが、通常の取引として考えると「コール」が対象となる原資産(株式・株価指数・通貨)の「買い」(先高期待)、「プット」が原資産の「売り」(先安期待)に相当します。

eワラントは満期日前にも売却することができます。一般に、コール型の場合は原資産の価格が上昇していれば、eワラントも値上がりし、プット型の場合は原資産の価格が下降していれば、eワラントが値上がりします。原資産の価格が変化しない場合、満期日が近付くにつれて、ボラティリティに由来する時間的価値が減少するため、eワラントの価格は下がります。これは、eワラントで利益を得る機会が減るためと考えることができます。

自動権利行使 満期日にイン・ザ・マネーとなっている場合のみ自動権利行使され、精算が行われます。自動権利行使の場合、手数料はかかりません。コール型では満期日に原資産の価格が権利行使価格を上回っている時、プット型では満期日に原資産の価格が権利行使価格を下回っている時、その差額×原資産数を得ることができます。アウト・オブ・ザ・マネーの場合は権利行使を放棄することになり、eワラントは無価値となります。ただし、現在の税法上、自動権利行使による損益は雑所得、売買による損益は譲渡所得となりますので、通常は譲渡所得とした方が有利です。

投資方法 どの銘柄(株式・株価指数・通貨など)が値上がりしそうか、値下がりしそうか予測し、銘柄とコールかプットかを決めます。次に、満期日と権利行使価格を選びます。満期日までの期間が長い方が安全です。通常、eワラントは時間の経過と共に価値が下がりますが、この下がり方は、満期日に近付くほど大きくなります。

権利行使価格が原資産の価格よりも著しく低いコール型や著しく高いプット型(ディープ・イン・ザ・マネー)では、eワラントの価格変動が原資産の価格変動に完全に比例しますが、価格が高いため、手数料も余計にかかります。

逆に権利行使価格が原資産の価格よりも著しく高いコール型や著しく低いプット型(ファー・アウト・オブ・ザ・マネー)は、デルタが0に近いため、価格の上昇が見込めず、利益を得ることが困難です。

従って、
1.権利行使価格が原資産の価格に近いものを選び、値上がり益を得る。
2.やや価値の低いeワラントを購入し、暴騰・暴落を期待する。
などの投資方法が考えられます。

eワラントの特徴として、ワラント価格の上昇時はデルタが1または−1に近くなり、原資産の価格に連動して価値が増大します。eワラント価格の下降時はデルタがだんだん低くなりますので、原資産の価格が逆に動くことによる損失は小さくなります。このことを利用して、株式取引や外為取引(外貨預金や外国為替証拠金取引)のリスクヘッジとして利用することができます。この場合は、デルタ(と原資産数)を使って必要なeワラントのワラント数を計算します(デルタヘッジ)。

また、同じ権利行使価格のコール型とプット型を両方購入すると、原資産の価格がどちらに変動しても利益を得ることができます(ストラドル)。異なる権利行使価格のコール型とプット型を組み合わせると、少額の投資で、原資産の価格が大きく変動した時に利益を得ることができます(ストラングル)。ただし、満期日が近付くと両方とも価値が下がりますので要注意です。


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